“xxx”は、中国茶専門店「楼蘭」の通信販売でどうぞ。

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【楼蘭通信】 2003/ 8/16 発行
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┃【楼蘭通信】 2003/ 8/16 発行
┃ 〜中国茶専門店「楼蘭」から中国茶や中国文化に関する情報をお届けします〜
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     当店は「お盆」も通常どおり営業しております (月曜定休)
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───▼ 目 次 ─────────────────────────────
【1】楼蘭からのお知らせ
  ◆通信販売 新商品情報
  ◆札幌市南区民センター「中国茶講座」開催
【2】通販商品人気ランキング:7月のベスト5
【3】特集「中国茶のおいしい淹れ方」(続き)
【編集後記】
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【1】楼蘭からのお知らせ
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 ◆通信販売 新商品情報
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  楼蘭ウェブサイトに、最近、追加された新商品をご紹介します。
  (どちらも、あまり日本では手に入らないレアものかも!?)

  ▼ 茉莉金元宝 モーリージンユェンパオ/まつりきんげんほう[工芸茶]
  │  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  │ 中国の古代貨幣をかたどったジャスミン茶。お湯を注ぐと千日紅とジャス
  │ ミンの花が現れます。
  │
  │ → かわいい「ハート型」のジャスミン茶!? いや、正確には、中国の昔
  │   のお金の形なのです。(下のリンクから茶葉の写真を見て下さい)
  │
  │  「金元宝」とは、中国の昔の貨幣のことで、その茶葉の形が似ている
  │   ことから名づけられた、たいへん珍しくも縁起のいいお茶です♪
  │
  │ 「茉莉金元宝」の茶葉の写真、ご注文はこちら↓
  │  <http://www.rouran.net/goods/10804.html>
  └───────────────────────────────────

  ▼ {女乃}香烏龍 ナイシャンウーロン[青茶]
  │  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  │ 「金萱茶」とも呼ばれる、濃厚なミルクの香りが特徴の烏龍茶。優しい甘み
  │ とさわやかな風味があります。
  │
  │ → {女乃}(=「女へん」に「乃」の1文字)とは中国語でミルクのこと。
  │   つまり、{女乃}香烏龍とは、ミルクの香りのする烏龍茶という意味。
  │
  │   この濃厚な香りは、人工的に着香したものでなく、「金萱種」という
  │   品種改良された茶葉と独特な製法によるものです。
  │
  │   味はどちらかといえばさっぱりとした味わい。一口飲むと、やさしい
  │   甘みとともに、まろやかなコクと旨みが口いっぱいに広がります。
  │
  │ 「{女乃}香烏龍」の茶葉の写真、ご注文はこちら↓
  │  <http://www.rouran.net/goods/10210.html>
  └───────────────────────────────────


 ◆札幌市南区民センター「中国茶講座」開催
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  当店スタッフの講師による「中国茶講座」が来月より札幌市南区民センターにて
  スタートします。

  ┌ 【 中国茶を楽しむ 〜心と体の健康に〜 】 ───────────┐
  │
  │・日時: 2003年9月1日・8日・22日・29日(各回とも月曜日)
  │     午後1時30分〜3時30分 全4回
  │・場所: 札幌市南区民センター TEL: 011-584-2100
  │     (札幌市南区真駒内幸町2丁目、地下鉄真駒内駅から徒歩6分)
  │
  │・対象: 15歳以上の方 (中学・高校生を除く)
  │
  │・内容
  │     第1回 緑茶で中国茶に親しむ
  │         桂花茶(キンモクセイ)でリラックス
  │
  │     第2回 青茶で中国茶をじっくり味わう
  │         菊花茶でリフレッシュ
  │
  │     第3回 白茶で中国茶の奥深さを知る
  │         南国の香りハイビスカス茶
  │
  │     第4回 紅茶で中国茶の奥深さを知る
  │         ちょっと優雅に玖瑰茶
  │
  │・受講申込: 8月22日(金)午前9時から札幌市南区民センターにて
  │       電話・直接(先着順)
  │
  │・問い合わせ先: 札幌市南区民センター TEL: 011-584-2100
  │
  │ ※お問い合わせ・お申込みは、楼蘭では受け付けておりません。
  │  上記の札幌市南区民センターまで、お願いします。
  └──────────────────────────────────┘

  なお、札幌市南区に在住・在勤以外の方でも受講可能だそうですので、詳しくは
  南区民センターへ問い合わせてみてください。


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【2】通販商品人気ランキング:7月のベスト5
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 7月の通販商品の人気ランキングの集計結果です。

 ▽集計方法は以下のとおり:
  ・楼蘭ウェブサイトからのショッピングカート、メール、ファクスによる通信
   販売のご注文を、数量(g数)で集計
  ・店での喫茶や茶葉のお買い上げ分は集計に数えていません
  ・業務用などの大口注文は集計から除いています
  ・工芸茶は、すべて1個=5gと換算

 ┌ 第1位 錦上添花[工芸茶]‥‥緑茶を菊の花とともに牡丹型に束ねた工芸茶
 │ <http://www.rouran.net/goods/10801.html>
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 ┌ 第2位 普{シ耳}茶[黒茶]‥‥プーアール茶
 │ <http://www.rouran.net/goods/10501.html>
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 ┌ 第3位 苦丁茶[健康茶]‥‥「野生一葉茶」「一叶茶」などとも呼ばれる
 │              苦味が特徴のお茶
 │ <http://www.rouran.net/goods/10902.html>
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 ┌ 第4位 減肥烏龍[健康茶]‥‥烏龍茶葉100%の健康茶
 │ <http://www.rouran.net/goods/10903.html>
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 ┌ 第5位 小沱茶[黒茶]‥‥プーアール茶を1回分ずつに固めた茶
 │ <http://www.rouran.net/goods/10502.html>
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 先月も、多くの方から通販のご注文をいただき、本当にありがとうございました。

 今回は、「錦上添花ジンシャンティエンファ」がトップに踊り出ました。茶葉を
一つひとつ糸でしばり、ちょうど麦わら帽子のような形に編んだ工芸茶です。

 ところで、「錦上添花」という意味は知っていましたか?

 錦(にしき)の上に花を添える──“美しいものにさらに美しいものが重ねる”
という意味です。このお茶の場合は、緑茶を束ねただけでも充分美しいのに、さらに
菊の花が連なって出てくるということですね。

 「錦上添花」は、転じて、“おめでたいことにおめでたいことが重なる”という
意味で使われる、中国でのことわざ(四文字熟語)です。おめでたいお茶ということ
で、先月は、ある方から結婚式の引き出物としてもご注文いただきました。ありがと
うございました_(._.)_


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【3】特集「中国茶のおいしい淹れ方」(続き)
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 前回の特集の続きです。「中国茶のおいしい淹れ方」について、前回は、主に次の
ことをお話ししました:

 ▽お茶を淹れるときの3要素
  1.お湯の温度
  2.茶葉とお湯の量の割合
  3.蒸らし時間

 ▽お湯の温度が大切(特にぬるいお湯だと茶葉の香り・旨みを充分に引き出すこと
  ができない)

 ▽茶器はあらかじめお湯で暖めておくことは鉄則

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 それでは、今回は、2番目の要素の「茶葉とお湯の量の割合」からチェックする
ことにしましょう。


■茶葉は少し多めに使おう

 前回書いたとおり、ほとんどの茶葉では「茶葉3〜5gに対し、お湯150ccが目安」。

 もしかしたら、みなさんの中には、これは思ったより“茶葉が多め=お湯が少なめ”
と感じる人もいるのではないでしょうか?
 
 そう。それがコツなのです。「思ったより“茶葉を多め=お湯を少なめ”にする」。

 150ccって、意外に少ない量です。少し小さめのグラスやカップだと、200cc以上は
あります。紅茶のポットや日本茶の急須だと、普通の大きさだと300cc以上はあるの
ではないでしょうか?

 茶葉を多め(お湯を少なめ)にして、苦みや渋みを感じたら、蒸らし時間で調節
することです。(たいていの中国茶は、同じ茶葉でお湯を注いで何回も淹れられるの
が特徴です。1煎目の淹れ方が好みじゃなかったら、2煎目以降の温度や蒸らし時間
を変えてみることです。)

 緑茶や紅茶では、“茶葉が少なめ=お湯が多め”でも、蒸らし時間を長くすること
によって対応できるものが多いのですが、特に気をつけるべきは、青茶(=烏龍茶)
の類です。

 ほとんどの青茶は、「茶葉5〜6gに対して、お湯100cc〜150cc」が目安です。
100cc〜150ccってほんとに少ないですが、中国茶専用の急須(中国語で「茶壺チャ
フー」と言う)には、このように小さいものが多いのです。

 これはどういうことかというと、急須の中を茶葉でいっぱいにするため。たいてい
の青茶(烏龍茶)は、茶葉が固く丸まっています。熱いお湯を注ぐことによって、
茶葉が開き、茶葉の容量は、数倍(だいたい5倍ほど)に膨張します。(ちょうど、
乾燥ワカメのようですね!)

 茶葉が数倍に膨れたときに、急須の中が茶葉がいっぱいになるように、茶葉とお湯
の量を調整するのです。急須の中が茶葉がいっぱいになるということは、茶葉の持つ
旨み・甘み・渋みなどのすべての成分が、茶湯いっぱいにいきわたるということです。

「茶葉5〜6gに対して、お湯100cc〜150cc」というのは、あくまでも目安。茶葉の
種類によっても、好みによっても変わります。細かい数字にこだわる必要はありませ
ん。

 でも、青茶を淹れるときのポイントは:

 ▽なるべく小さめの急須・ポットを使う
 ▽茶葉を思ったより多めに淹れる

 ということです。

 茶葉が高価だからといって、決して茶葉の量を少なめにしないこと。むしろ、
とっておきの良質の茶葉ほど、使う茶葉の量を惜しまないようにしましょう。茶葉
本来の味を引き出せないならば、かえってもったいないことになってしまいますから。

(それに、ずっと前のメルマガで書いたように、当店の多くの茶葉は10g=280円です
が、1回分=5g=140円としても、うまく淹れれば5煎目までおいしく飲めますから
合計500cc〜1000ccは飲めることになります。つまり、ペットボトルのお茶と比べても
決して、高いわけではないのです!)


■蒸らし時間は好みで調整

 最後の要素の「蒸らし時間」。

 目安は2〜3分ですが、これも厳密には茶葉によって、また淹れ方・好みによって
も、変わります。

 緑茶(白茶や黄茶)は、じっくり3分以上蒸らすのが基本です。

 ほとんどの中国緑茶は、日本の緑茶と違って、長時間蒸らしすぎても苦くなったり
しません。たとえ、急須やポットにお湯を注いだまま、うっかりと忘れてしまって
30分や1時間も(!)たってしまっても、たいていは問題なく飲めます。そのアバウ
トさが、中国緑茶の良さでもあります。

 逆に、青茶は、蒸らし時間を1分以内におさえるのが基本(特に、鳳凰単叢など
苦味が強めの茶葉だと、30秒以内にしても構いません)。

 1煎目は、香りが強く出るものも、旨み・甘みはほとんど出ません。2煎目・
3煎目以降は、茶葉本来の持つ甘み・コクができます。ふわぁ〜、至福の時間です。

 ‥‥いずれせよ、茶葉とお湯の量の割合や好みによって、蒸らし時間を調整する
こと。繰り返しになりますが、1煎目の淹れ方が好みじゃなかったら、2煎目以降
で淹れ方を変えてみることです。


■中国茶に親しんで、自分の好みを見つけよう

 ‥‥以上、いろいろと「淹れ方のポイント」を書きましたが、あまり○ccや○分
などの細かい数字にこだわり過ぎないことも大切です。「このお茶の淹れ方はこう
じゃないとダメだ」とか考えすぎて、かえってお茶を淹れるのが面倒になっては、
元も子もありませんから。

 大切なのは、中国茶に親しむこと──。肩ひじ張らず、ふだんの生活のなかで、
なるべく気軽に、週に何度も飲んでみることです。

 いろいろな中国茶を自分で淹れて飲んでいくうちに、自分の好みの銘柄や好みの
淹れ方が必ず見つかっていくに違いありません。

 中国茶の淹れ方のポイントについての話は、以上ですが、これまでの話のなかで
ちょっと分からない点、疑問に思った点があれば、お気軽にメールアドレス
<staff@rouran.net>宛てにご連絡ください。

 次号では、中国茶を淹れるうえでは欠かせない「水」のことなどを交えて、話を
する予定です。


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【編集後記】
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 残暑お見舞い申し上げます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。このメルマガ
は、私たちが顔をよく知っている方だけじゃなく、もちろん、まったく知らない方に
も読んでいただいているわけですが、今、これを読んでいるあなたは、いかがお過ご
しでしょうか。会社や学校が夏休みの方もいらっしゃるでしょうね。

 ‥‥でも、「残暑」ってなんだか実感湧かないなあ。札幌は、相変わらず涼しい
ですが、札幌だけじゃなくて、今年は、日本列島全体で冷夏みたいですね。それも、
なんとも10年ぶりの冷夏。一昨日(14日)は、ほぼ全国的に、なんと10月上旬並みの
気温だったそうです。こんな時期ほど体調を崩しやすいものです。私も今週、風邪を
ひいたのか、3日間ほど大きく体調を壊してしまいました。ときどきパソコンに
向かう以外、ほとんど寝込んでしまいました。体調を壊して、あんな苦しい思いを
したのは、実に3年ぶりの体験で、体重も2〜3kg痩せてしまいした(@_@) 

 みなさまも、ご自愛くださいませ(^o^)
                                  (あ)

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  「○○というお茶は、△△というお茶と違うの?」
  「xxというお茶の淹れ方が分からない」
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  デジカメや携帯電話などで撮った写真を添付して送っていただくと、お答え
  しやすいと思います。

 ◇ご質問とその回答はウェブサイトやメルマガに掲載する場合がございます。
  もちろん、その際には質問者の名前のイニシャルのみ掲載し、メールアドレス
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 ◇いただいたご質問内容については、ウェブサイトやメルマガに掲載するか
  どうかに関わらず、すべて、個別メールにて回答いたします。

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【発行元】中国茶専門店「楼蘭(ろうらん)」
 北海道札幌市豊平区豊平4条10丁目2-20 第71松井ビル1F 〒062-0904
 TEL/FAX:011-837-5388 11:30〜19:00 月曜休
 ウェブサイト:<http://www.rouran.net>

【発行周期】不定期
【編集担当】青木哲也(「楼蘭」スタッフ)
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