十大銘茶の一つ |
千種類を超えるといわれる中国茶の中には、銘茶(名茶)と呼ばれる評価が高い銘柄がいくつも存在しますが、その中で「西湖龍井茶」や「碧螺春」、「黄山毛峰」、「安渓鉄観音」、「大紅袍」などとともに、十大銘茶の一つに数えられる銘茶が、この凍頂烏龍です。「文山包種」と並んで台湾を代表する銘茶であり、日本人でも、台湾旅行の際に立ち寄った茶館で飲んだ経験のある方も多いでしょう。日本でもとても人気の高いお茶です。 |
清らかな味と香り |
花のような香りが際立ち、コクがありながらもさっぱりとした味わいを感じさせ、爽やかな甘みのある後味が特徴です。重厚さを感じさせる「安渓鐵観音」とは、まさに対照的。その2種類は、人によって好みの分かれるところで、自分の好みを知るためにも、ぜひ飲み比べてみることをお奨めします。そのときの気分によって飲み分けるのも、中国茶ならではの楽しさといえるでしょう。 |
凍頂烏龍の起源 |
凍頂烏龍の起源は、今から約150年前の清代に、台湾南投県鹿谷郷に住む村民が、科挙の試験のため福建省に留学し、合格後の帰郷の際に、福建省武夷山から茶樹の苗木を持ち帰って、現在の凍頂山に植えたものだといわれています。持ち帰った苗木のうち何本かが育ち、それが拡大発展して、現在の凍頂山の茶園となったといいます。その後、1970年代ごろから台湾で毎年おこなれるようになった茶葉の品評会で、徐々に凍頂烏龍の名は知られていき、製茶技術の改良を重ねるとともに、世界的にも知られるほどの名声を持つようになりました。 |